コーヒーと水の関係

「コーヒー」「水」でキーワード検索をかけると、コーヒーに合うのは軟水か硬水どちらか?というページが引っかかってきます。
適当に読んでみると、軟水は酸味が強調されて硬水は苦味が強調されるので、コーヒーには軟水の方が良いとたいてい書かれています。
こういうノウハウ物を読んで試さずにはいられない性分なので、
何種類かの水を使ってカップテストをしてみました。
とりあえずスーパーで一番硬度の高い水を購入。
Contrex(コントレックス)
硬度約1468mgと表示されています
硬水を飲んだことがあればわかると思いますが、飲み込むときに喉にきゅっとつっかえます。

他のホームページをざっと見たところ、日本の軟水は北日本で40mg以下、南日本で80mg以上と開きがあるようです。
間を取って50〜60mgとしても約30倍!数字を見ただけでも水質が全然違うってことがわかります。
軟水と硬水の定義は割愛させていただきますが、まあ簡単に言うとマグネシウムとカルシウムの量を数値化したものです。
軟水と硬水だけを比べようと思ったんですが、家の浄水器を見ると5段階に分かれているので、弱酸性と浄水もついでに候補に入れました。
アルカリ1・2・3、浄水、弱酸性
用意した豆は自分で焙煎したキリマンジャロ。しっかりとした酸味がホットコーヒーによく合います。
商品名はタンザニアAAモンデュールで、焙煎度はハイローストです。
それぞれのカップに7gずつを粗挽きにして、120mlの湯を約90℃で注ぎます。準備が結構大変ですw
左から弱酸性、浄水、アルカリ3、コントレックス(硬水)
弱酸性:酸味が口の中でパァっと広がるけど、鼻に抜ける香りはアラビカ豆にしては少なかった。焙煎度を1〜2段階浅くしたようで、酸味がかなり強調されています。
浄水:熱いうちはアルカリ3と変わらないけど、温度が下がってくると少し酸味を感じた。
アルカリ3:いつもこれでコーヒーを淹れています。最近は専ら「浄水」です。意識して飲むと違いがわかります。
硬水:飲んですぐ来るはずの酸味が無い。冷めても一緒。少し硬さはあるものの、飲みにくくはない。これでも普通に飲めます。
ヨーロッパやアメリカはほとんど硬水だそうです。韓国もかな?
ヨーロッパは酸味が出にくい硬水を使って深煎りのカプチーノやエスプレッソが定着し、 アメリカでは反対に酸味が好まれて、酸味の強い豆で浅煎りしてアメリカンコーヒーが定着した。
と、勝手に想像してるんですけどホントのところはどうなんでしょうか。
いろいろ準備が必要ですが実際にやってみると体で覚えるし、おもしろいですよ。お試しあれ!
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