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  未完のルポ  

---------- file.3 焙煎2回目 ----------

初焙煎から2日後に早くも2回目の焙煎をしたという第3回ルポ。・・・・・・なんかややこしい表記だ。
「第○回」というのを変えようか。いい案が浮かんだらそっと変更してしまおう。

「file」のほうがレポートらしいので変更。

前回スモーク臭がなぜ付いたのか解からないが早く焙煎がしたくて2回目に突入。
今回もブラジルサントスNo.2だが、ハンドピックを少し厳しくしてみた。
まだ取捨選択の基準が解からないが、とりあえず この豆のエキス飲みたくないなこの豆のエキス飲みたくないな に変えてみた。
その結果、欠点豆は100g中50個で前回の5倍になった。特に虫食い豆が多かった。
虫食い豆虫食い豆
ここで疑問が1つ発生する。
コーヒー豆の格付けは生産国に依存しており、ブラジルは300gのサンプル中のスクリーン (大きさ )と欠点豆の数でランク付けされる。
ブラジルNo.2なら 欠点豆数が11個までとなっている (ちなみにNo.1はない)。
今回は100gで50個だったから、300gなら150個の欠点豆が存在することになるのか!? 欠点だらけじゃないか‥‥(汗)
前回の甘々チェックでさえ30個も存在したことになる。考えられるのはチェックのやり方が間違っているか、騙されて粗悪品を売られたか、またはその両方。
スモーク臭の原因も未解決のままだし (ー_ー)

「訳が解からん!!」

考えていても始まらないので課題は放置して実践へ。
焙煎機を少しイジって底部のパンチング (穴) を少し小さくした。これで豆は挟まらないし、炎の影響をモロに受けずに済むかも。
ブラジルサントスNo.2を100g。あまり時間をかけすぎると味や香りに支障が出るので、特に今回は1ハゼまでの時間を短縮するよう気をつける。
狙いはシティーロースト。大抵の豆で酸味と苦味のバランスがとりやすいと言われている焙煎度。
シャカシャカ振り続けて開始後12分30秒に1ハゼ。ちなみに計測の基準は、10個以上パチパチハゼたらボタンを押すことにしているので、適当なことが多い。
2ハゼは15分。火止めは17分20秒。うちわで急いで冷却。煎りムラは少しあり、ほんのり香ばしくもスモーク臭が勝つ。
ここで前回からの課題だったスモークが缶上部の"返り"部分のせいで抜けが悪いことが解かった。これは大きな進歩だ!
返り缶上部の"返り"部分
豆から油が吹き出ていないこと、色具合からシティーローストと判断。これは狙い通り (^o^)y -☆
テイストは5段階の自己評価で、酸味1、香り2、苦味2。甘み0。甘みがなくすっきりしすぎなので、何か甘い物を添えるとバランスがいいかと。

<メモ> 原因と対策

スモーク臭:缶上部の"返り"が邪魔をして煙がこもる。改善策として次回取り除いてみる。

銘柄 欠点豆 1ハゼ 2ハゼ 火止め 焙煎度 仕上がり テイスト
ブラジルサントスNo.2 100g 50 12分30秒 15分 17分20秒 シティ 煎りムラ少々あり。ほんのり香ばしくもスモーク臭が勝つ。 酸味1、香り2、苦味2。甘み0


---------- file.4 グァテマラ初挑戦! ----------

前回から1週間後、グァテマラを焙煎してみた。
その前に1号機の底部の不揃いな穴がどーしても気になったので、新たに2号機を作ることにした。
その際、思いっきり缶をしゃくっても豆がこぼれるのを防いでくれる"返り"部分は惜しかったが、スモーク臭の原因になると考えて取り除く。
2号機作成中缶切りで"返り"を切り取る  切り取り後2号機完成! 2号機底穴が均一
間隔と大きさに気をつけて、外側から内側に釘で丁寧に穴を開ける。これで豆が挟まることはないだろう。

さて、今回は初のグァテマラSHB。いつものようにハンドピックをしてみると、これまた欠点数100g中50個。やっぱり多すぎる‥
あるホームページで数種類の豆を買ったが、どれも同じような欠点数。
取り扱い業者が悪いのか単にハンドピックが下手なのか謎である。結論を出すにはまだ早いか。
後々比較しやすい様にグラム数は変えず100g。3度目の焙煎は如何に !?

火力はいつもどおり最大。缶の振り加減がわかるようになってきたので"返り"を取ってもあまり豆をこぼさなかった。
2号機に替えて1ハゼ22分、2ハゼ26分で火止めが27分17秒。なんと前回より10分オーバー!
長過ぎて味が抜けてしまった。失敗かーー‥と思いながら仕上がりを見ると煎りムラもなく、意外に香りがすごくいい。
スモーク臭が付かなかったということは、やっぱり"返り"を取って正解だった♪
部分的に油が噴いてるのでシティ〜フルシティローストというところかな。
香り、甘みがよく出ていてすごく美味しい。まだ記憶に新しいグァテマラの味を完全に引き出せたと思う。今回は大成功☆

<メモ> 原因と対策

時間: 焙煎に時間がかかったのは、底穴が小さく少ないためか?それとも豆の違いか?底穴を少しイジってみよう。
銘柄 欠点豆 1ハゼ 2ハゼ 火止め 焙煎度 仕上がり テイスト
グァテマラSHB 100g 50 22分 26分 27分17秒 シティ〜フルシティ 煎りムラはほとんどなく、香りもよい。油が部分的に出てるものもある。 香り・味に甘みがあり、とても美味しい。市販の焙煎豆に引けをとらない出来。


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