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  未完のルポ  

---------- file.13 自動式パーフェクトタイプ実践テスト ----------

大層な見出しだが、外箱の上蓋を付けて形だけは完全になったというだけのものである。
焙煎機完成熱を逃がさない重要な上蓋
また前回熱量不足を思い知らされたので、下箱を切ってドラムと火の距離を15cmから5cmにしてみた。
大幅な改造で焙煎加減がわからないので、豆は適当にブラジルサントスNo.2を80g、インドネシアマンデリンを80g、コロンビアスプレモを200gの合計360g煎ってみた。ハンドピックは事前にやっておいた。
物を作る時に重要な設計図は頭の中だけで、垂直や円の中心などは気にしないで作ったものだから、動かしてよくわかる問題の数々・・・
ドラムの軸はブレるわネジは飛ぶわのトラブル続きであわや半壊。やっぱり設計図はちゃんと描いたほうがいい。
時間こそ1ハゼ11分、2ハゼ16分、火止め17分と理想的に終わったが、フルシティ〜イタリアンローストの超深煎りで牛乳を入れて飲むしかないという始末になってしまった。
超の付く深煎りでさすがに豆はよく膨らんでいるが、当然油が滲み出ていてギトギト状態。香りも弱く、炭を煎じて飲んでいるようだった。

---------- file.14 限界容量は? ----------

外箱を付けた状態での焙煎限界量を試してみた。コロンビア500g。
中火スタート。やはり軸がブレるので、焙煎中ゆっくりコーヒーを飲みながらビデオでもってわけにはいかなかった。
1ハゼ17分、2ハゼ21分、終了24分25秒のシティ〜イタリアンロースト。 ところで毎回焙煎時間を記録しているが、焙煎機・熱源・気温など様々な条件で変わるのであまり当てにならない。
焙煎を生業としてる人は、温度計や微圧計を使って出来具合を一定に保つ努力をしているが、私は素人で初心者。
いい加減だが(でも真面目に)何より楽しんでやっているので、ここはご愛嬌。
参考までにこのドラムの半径は6.5cmで高さは約18cm(火に当たらない先の部分は省略)なので、円柱の体積は6.5×6.5×π×18=760.5πcm3。ああ‥‥こんなに難しい計算をしたのは中学生以来だ。
シワはないが煎りムラがあり、撹拌音からも500gは無理がある。400gが限界か。それでも手動式焙煎機よりはかなり楽チンだ。これから長い間お世話になる機械である。
このようなレポートが焙煎未経験、初心者に少しでも役に立てばと願うこの頃だ。

---------- file.15 プレミックス ----------

半端な在庫をまとめて煎ってしまおうという不純な動機によるプレミックスも4回目。
グァテマラSHBサンタバーバラ150g、コロンビアスプレモ150g、キリマンジャロKIBO100g。合計400g。
焙煎前にグァテマラを1kgハンドピックし、欠点豆は10gでほとんどなかった(部分的な発酵豆>フローター>未成熟>虫食い>カビの順に多かった)。
今日のポンコツ焙煎機は機嫌がよく、特にトラブルなく進んだ。[1]09:25 [2]19:00 [終]19:30
アイス用にシティを狙ったが、粘り過ぎてフルシティ〜フレンチになってしまった。キリマンジャロの特徴が消えてしまった。テイストの記録なし。

---------- file.16 1日2回焙煎 ----------

夏は専らアイスコーヒーで豆の使用量は冬の1.5〜2倍になる。前回400g煎ったばかりなのに、10日後再び焙煎。
豆の違いを楽しみたくて少量ずつ焙煎してみた。
グァテマラSHB アンティグアサンタバーバラ200gとキリマンジャロ タンザニアAA KIBO220g。
グァテマラはシティローストであがったが、少し焦げた味がして失敗した。
キリマンジャロはハイローストでふっくら仕上がり見た目も香りも良かったが、これも少し焦げた味で成功とは言えなかった。
両方開始10分以内に1ハゼして、14分前後で終了というスピード焙煎という結果に。
これは豆量を半分にしたのに火力を下げるのを忘れ、今までどおりの熱量を与えたために表面が焦げてしまったようだ。
この日以来、1日2回焙煎するようになる。なお、お約束の改造は向こう4ヶ月しなかったw

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