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  未完のルポ  

---------- file.9 スカート ----------

成功したのなら触らなければいいのだが、また加工してしまった。
遮熱板を付けたおかげで手は熱くなくなったものの、火のそばで20分前後も缶を振り続けていると汗だくになる。夏場は酷である。
焙煎のために工作をしているのか、工作のために焙煎をしているのか分からなくなってきたところだが、
今回はその暑さ対策&熱効率を考えて缶にスカートを付けてみた。
アルミのスカートアルミ皿×2を針金で巻く。
座りが悪くちゃちな物だが、効果は確かなものだった。ちなみにこれまでの製作費用はミルク缶本体を除いて500円前後。見た目を気にしなければ低予算で作れるのだ。

久しぶりにブラジルサントスNo.2を煎ってみた。150g中欠点豆50個。食欲をなくすような見た目のエグい豆がいくつかあったorz
1ハゼ13分13秒、2ハゼ20分39秒、終了22分30秒。 前回とはg数、銘柄、焙煎度が違うので単純比較はできないかもしれないが、 3分ほど短縮できた。
実はこの頃から自動式焙煎機の製作に取り掛かっていて、完成までの数回はまだこのミルク缶にお世話になるわけだが、どれも似たような時間にハゼて終わった。
暑さも少しマシになったことから体感的にも数字的にも、スカートで足元を覆うのは効果的と言える。
だからと言って上手くいったかというと、結果はコゲが多数あった。スカートを付けた分少し火から遠ざけたほうがよかったか。
ハイローストからフルシティ‥いや、フレンチローストまで幅広い煎りムラが出来てしまった。サントスの味もするが苦味も強い。
銘柄 量(g) 欠点豆 1ハゼ 2ハゼ 火止め 焙煎度 仕上がり テイスト
サントスNo.2 150 50 13分13秒 20分39秒 22分30秒 ハイ〜フレンチロースト コゲ多数あり。ハイ〜フレンチまで幅広いムラ サントスの味+苦味が強い。

---------- file.10 ブラジルサントスNo.2/週 ×3 ----------

週一のペースでサントスNo.2を150g、3週続けて焙煎した。これ以降改造していないためか似たような結果になったので、3回分まとめて記す。
焙煎前に毎回ハンドピックをするのは面倒になってきたので、空いた時間に済ませておくことにした。
購入先は同じだったので変わらず欠点数はひどい。この苦労を自給に換算すると泣きそうになる(>_<)
この時はちょうど深煎りにハマっていて、よくシティかフルシティローストを狙っていたものだ。
焙煎をするとどうしてもチャフ(薄皮)が出るので、キッチンの掃除が大変。
綺麗好きの日本人にはこれがネックだろう。日本で焙煎が広まらない要因の1つはこのチャフだと思い、一度試しに生豆を洗ってみた。
生豆は硬いのでゴシゴシ洗って、チャフをある程度取ってから火にかけた。
水気をほとんど取らなかったせいで1ハゼまで16分50秒もかかってしまったが、それでもスカートのおかげで23分11秒で終了できた。
チャフ事前に豆を洗うとチャフの量は1/10に減った。これくらいなら掃除も楽だ
アイスコーヒー用にフルシティローストで仕上げたところ、苦味が特徴的で喫茶店の味によく似ていた。氷が少し解けたくらいがちょうど美味しい感じ。

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