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  未完のルポ  

---------- file.7 ブルーマウンテンNo.1 ----------

今回はネットでたまたま見つけた「遠赤焙煎工房レコルト」という店でハンドピック済みのブルーマウンテンNo.1を500g買った。
ここで買うのは初めてだが、豆の中でも高価なブルーマウンテンとハワイコナがなぜか安い。
しかもハンドピックを店側がやってくれるので、面倒くさがりな者は助かるだろう(というか焙煎自体しないだろうが)。
これまで買っていた店はあまりにも欠点豆が多すぎて、ひどい時はハンドピックで2割ほど目減りしてしまった(怒)。

まず始めに焙煎機(というか焙煎器?)の改良から。味には影響のない改良だが、缶を振っていると手元が熱いので遮熱板を取り付けた。
これを考えた方のオリジナルはステンレスのカッチョイイのを付けていたが、安く手軽に何より軽さを重視してアルミ板を取り付けることにした。
100円ショップのアルミ皿とボルト/ナット100円ショップでアルミ皿とボルト/ナットを購入

遮熱板完成10徳ナイフに付いているペンチで取り付けた。時間はわずか5分ほど。若干暑さはマシになった

このミルク缶の焙煎許容量は150gほどらしいので、初めて150g煎ってみた。
深煎りにするとブルマンの特徴が無くなる。せいぜいハイローストまでかと思って始めたが、なかなか1ハゼが来ない(汗)。
開始後24分でようやくハゼたがそれ1回きり。結局火を止めて時計を見ると。38分25秒と長時間焙煎になってしまった。焙煎度だけは狙いどおりにハイロースト。

<メモ> 原因と対策

時間: 豆量が増えたのに今までと同じやり方で煎ったのが原因と思われる(熱量不足)。熱を逃がさないような工夫が必要。
銘柄 量(g) 欠点豆 1ハゼ 2ハゼ 火止め 焙煎度 仕上がり テイスト
ブルーマウンテンNo.1 150 24分 38分25秒 ハイロースト シワや焦げがある。 酸味とともに青臭さが残っている。味を完全に引き出せていない感じ。

----------file.8 大成功 ----------

グァテマラSHBブルボンエルピラール。結果から言うと今回は上手くいった。どうもグァテマラとは相性がいいらしい。
たまにはこういう成功もないと、やり甲斐もモチベーションも持てないものだ。
改造が良かったのかどうか分からないが、底の穴を限界まで増やしてみた。
前回 ⇒今回。見た目はよくないが‥

100gをハンドピックして欠点数10個。いつもこれくらいなら作業も苦にならない。
火から遠すぎず近すぎず、15cmくらいの距離を保つようシャカシャカと焙煎。1ハゼ16分34秒、2ハゼ23分5秒。
グァテマラならフルシティローストまでは大丈夫か!? 30秒ほど待って火止め(終了)。
色、形がきれいに揃っていて均一に火が通っていることがわかる。
1つ気づいたことは、はがれたチャフ(渋皮または薄皮)が大きいこと。だがこれに意味があるかどうかは不明。
粉砕・抽出時の香ばしさは数回焙煎した中で最高。香り、苦味、酸味、コク全てにおいてグァテマラらしさを引き出せた完璧な仕上がりだ。
このクオリティを維持したいものだ。

銘柄 量(g) 欠点豆 1ハゼ 2ハゼ 火止め 焙煎度 仕上がり テイスト
グァテマラSHBブルボンエルピラール 100 10 16分34秒 23分5秒 23分30秒 ハイかシティロースト 均一に煎れていて剥がれたチャフは大きい。粉砕、抽出時の香ばしさは最高! 香り、苦味、酸味、コク全てグァテマラらしさを引き出せた完璧な仕上がり!

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